牛肉の生産者

 1.    名古屋生活クラブの牛肉

一般的な牛肉は、高カロリーな配合飼料で脂肪を多く付けたり、ビタミンAを欠乏させる事によって霜降りにします。動物性脂肪には、飽和脂肪酸が多く含まれ、過剰摂取には冠動脈疾患、肥満、糖尿病といったリスクがありますので、この様な肉はおすすめできません。また、全ての畜産製品に共通の考え方として、家畜の健康に気遣った育て方が、安全につながると考えています。

この様な理由から、

     投薬(特に抗生物質)は最低限の使用

     穀物飼料は非遺伝子組換、ポストハーベストフリーのもの(できれば国産)

     牧草や干し草など緑餌をたっぷり与えている

     舎飼いより放牧。舎飼いの場合も、できるだけストレスの無い飼育方法

     無理に増体させる飼育方法ではなく、ゆっくりと育てている

と言う事を重視して選んでいます。

 

旨みを逃さないようにする為に、隔週でチルドで取り扱いをしておりますが、その場合には、1頭単位で入荷し、専属の肉屋さんにスライスしていただいてお届けしております。売りやすい部位を選んで入荷ししまっては、特定の部位が残ってしまい、生産者の負担が大きくなってしまいます。

 

2.    それぞれの生産者の特徴

えりも高橋牧場(キーワード:日本短角種、放牧で健康的、肉の旨みが濃い、価格は少し高め)

えりも岬の先端近くで、日本短角種を放牧しています(冬は寒すぎるので、牛舎に入ります)。約200頭と言う大きな規模ですが、病気になった時以外、薬は防ダニ剤のみ(放牧すると、どうしてもダニが付きやすくなる)しか使用しません。

放牧牛は、良く運動しますので、健康的ではありますが、筋肉が発達して固くなりがちですが、えりも高橋牧場では、出荷前の6ヶ月間牛舎で飼育する事によって、少し脂肪を付けています。牛舎に入れている期間は、配合飼料も与えますが、放牧中は放牧地の青草しか食べませんので、生育期間全体としては、非常に多く牧草を食べて育っています。また、えりも岬の強風で運ばれてきた海のミネラルをたっぷり含んだ牧草を食べて育つ事によって、他の短角牛よりも旨みが増すそうです。えりも高橋牧場には、ファームイン「まぷりっと」と焼肉小屋「短々」が併設されていて、訪れるお客さんに牛肉を振舞っている事もあり、自称「日本一自分の育てた牛肉を食べている」生産者です。

名古屋生活クラブで取り扱っている牛肉の中では、若干高価になりますが、味の面でも健康の面でもおすすめできる牛肉です。

 


恵ファーム上田さん(キーワード:ホルスタイン、牛舎飼いだけど牧草の比率が非常に高い、山の上の汚染の無い環境、ゆっくり育てる、安い)

石川県七尾市の山の上で、去勢したホルスタインのオスを育てています。人里はなれた山の頂上付近にあるので、汚染の無い土地で農薬を使用しないで育てた自家製の牧草をふんだんに食べさせ、その他にはおやつ程度に米ぬかとおからを与えるのみ。以前は、放牧した事もありますが、肉が固くなり、消費者の受けが良くなかったので、今は牛舎で育てています。しかし、その牛舎もくさい臭いは全く無く、清潔な環境でストレス無く育っています。

ホルスタインは、肉専用ではありませんので、肉質の面で劣る部分があります。しかし、乳牛は、牛乳を出す為に、毎年妊娠と出産を繰り返しますので、ホルスタインの子牛は、一定数存在します。元々牛乳を出させる為に生まれた子牛ですので、安く手に入り、低価格な牛肉の提供に役立っています。この中間的な位置づけとして、ホルスタインのメスと黒毛和牛のオスを掛け合わせた交雑種があり、2015年の取り扱い分から切り替えていただく事になっています。

上田さんの牛肉は、脂肪が少なく、赤身の多い肉ですが、さっぱりしていて食べやすく、おいしい肉です。生産頭数が30頭に満たないような規模で、30ヶ月以上かけてゆっくり育てていますので、取り扱いできる数には限りがありますが、その分1頭ずつの牛に目の行き届いています。

えりも高橋牧場の短角牛よりも低価格で提供でき、お得感のある牛肉です。

 


興農ファーム(キーワード:国産化率の高い醗酵飼料、少し固くはなるが未去勢のYBB、味の良いアンガス)

北海道の標津町にある興農ファームでは、未去勢のホルスタインのオスとアンガスを育てています。主に興農ファームでスライスしたものを冷凍で取り扱っています。

YBB(未去勢の弱齢ホルスタイン)

オスの肉牛を育てる場合、通常は去勢して育てます。未去勢のオスは、暴れるので扱いが難しく、筋肉が発達する為に肉が固くなる、肉の臭みが出るといったデメリットがあります。しかし、興農ファームでは、去勢すると言う事は、本来の牛の生理とは反する行為であり、動物愛護の観点から好ましくないと考え、あえて未去勢での飼育を行い、肉が固くなる前の17ヶ月程度で出荷しています。名古屋生活クラブで取り扱っている牛は、全て赤身主体の肉ですが、その中でも固い肉質になりがちですので、火を通し過ぎないようにしてお召し上がり下さい。

また、主に農業残渣(通常なら廃棄されるもの)を醗酵させて餌として使用しています。これによって、餌の国産化率80%以上を達成し、ゴミの削減を通じて環境への貢献もしています。また、醗酵飼料を与える事によって、健康的な牛になるそうです。

アンガス

ホルスタインより、粗飼料での生育がよく、味が良い、イギリス原産の肉専用牛です。8ヶ月間放牧後、牛舎で12ヶ月飼育。舎飼時の餌は、YBBと同様。

高価で、取り扱い頻度も少ないのですが、YBBよりも味が良いので、是非お試し下さい。



名古屋生活クラブ

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